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境野米子の自然暮らし

築150年の茅葺きの古民家を修復し、暮らしはじめて16年。おいしい水が湧き、囲炉裏があって、四季折々の恵みにあふれる暮らしを楽しんでいます。

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原発 汚染水の危険度

茨城大学の河野直践教授による、
汚染水の危険度


 [汚染水の量:7.2×10の17乗ベクレルの意味するもの]
 汚染水は10.5万トンあって、その放射能は7.2×10の17乗ベクレルだと東電が発表した。誰も説明しようとしないが、
この数字は、とんでもない数字だ。
 どうしてかということを、以下、説明する(以下、「ベクレル」を省略して記す)。
 まずは汚染水がどんな核種かということだが、現時点ではヨウ素のような半減期の短い核種は、あまり問題にしなくてよくなっている。したがって、この相当部分は、セシウムやストロンチウムなどの長寿命核種と考えられる。
それが、7.2×10の17乗あるということだ。
 いっぽう、4月の原子力安全委員会の発表によると、
大気への
ヨウ素131の放出量は1.5×10の17乗

セシウム137が1.2×10の16乗
つまり、16乗オーダーのセシウムの大気放出で、お茶やキノコを始めとする、
現在の農産物汚染が問題になっているわけだ。
 ところが、滞留汚染水はなんと、それより1桁以上多いことになる。これが溢れ出たら、海の汚染と魚介類の汚染は、
農産物どころではなくなることは明白だ。

 [チェルノブイリ原発事故を超える滞留汚染水]
 さらに、チェルノブイリ事故での放出放射能と比べると、この事故での放出放射能は
全核種合計で1×10の19乗程度だが、
その半分は希ガスで、短寿命のものも含めてこの数字とされている。そこで、セシウム137に限定すると、
放出量は8.5×10の16乗だったといわれる。
なんと滞留汚染水だけで、チェルノブイリをはるかに上回る

 [地下水への漏洩懸念、そして浄化作業の効果は不明]
 今後も注水が必要だし、穴が開いているから汚染水は増え続ける。また、汚染水がもう少しで溢れそうだという。さらに、東電は汚染水の水位を監視をしているというが、人目につかないところから、地下水となって少しずつ海に汚染水が毎日出続けているにちがいない。浄化装置を近いうちに動かすというが、それがどれだけの性能を持つかも不明である。セシウムを吸着できるというが、ストロンチウムなど、他の核種も吸着できるのかどうかも議論されていない。セシウムが吸着できても、ストロンチウムがそのままなら、ストロンチウムはセシウムよりも50倍くらい危険と考えるべきだから、少量であっても大変なことになる。

 [とにかくタンカーをもってこい]
 以上から、海洋汚染が主となって、「汚染はチェルノブイリを超える」ことは、ほぼ確実と考えざるをえなくなってきた。そうなると、東日本の漁業は景滅的な打撃を受けるであろう。
 だからこそ、早くタンカーをもってこい、汚染水を何とかしろ、とみんなが叫んでいたのだ。でも、ろくな対策もとられないままついにこんな状況を迎え、それでも大問題として議論されていないこの有様はいったい何なのか。やっぱり、日本それ自体がもう終わりになるのではないか。

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日本が終わり・・・かなり悲観的ですが、国敗れて山河ありの、その山河が住めない、食べられないでは、やはり終わりと言うしかありません。これ以上の汚染は絶対にだめなのですよ。今だって、放射能と暮らす不自由さに、いい加減疲れ果ててきているのですからね。

                                              
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