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境野米子の自然暮らし

築150年の茅葺きの古民家を修復し、暮らしはじめて16年。おいしい水が湧き、囲炉裏があって、四季折々の恵みにあふれる暮らしを楽しんでいます。

2011年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年09月

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もっと知りたいセシウム

セシウムについて、もっと知りたい

ウランの核分裂などにより、人工的に作られる。セシウム137は、半減期30.07年。セシウム134およびセシウム137は少量が生物圏に存在している。放射性セシウムは放射性ヨウ素や放射性ストロンチウムなどの他の多くの核分裂生成物ほどは体に蓄積しない。他のアルカリ金属、ナトリウムやカリウムと同様に、尿や汗によって比較的早く体から排出される。しかし、放射性セシウムはカリウムとともに取り込まれ、果物や野菜などの植物の細胞に蓄積する傾向がある。また、汚染された森で放射性のセシウム137をキノコが蓄積することもテェルノブイリ事故の時にも確認されている。さらに少ない線量でも不妊と癌がもたらされる可能性が示唆されている。国際原子力機関などは、セシウム137のような放射性物質は兵器としても用いることが可能であると警告している。
体内に入ると血液の流れに乗って腸や肝臓にベータ線とガンマ線を放射し、カリウムと置き換わって筋肉に蓄積したのち、腎臓を経て体外に排出される。セシウム137は、体内に取り込まれてから体外に排出されるまでの100日から200日にわたってベータ線とガンマ線を放射し、体内被曝の原因となるため非常に危険である。セシウム137に汚染された空気や飲食物を摂取することで、体内に取り込まれる。なお、ヨウ素剤を服用してもセシウム137の体内被曝を防ぐことはできない。
植物の種類および核種により移行係数は異なる。稲、ジャガイモ、キャベツを試料とした研究によれば、安定同位体のセシウム133と比較すると放射性のセシウム137は植物に移行しやすい。米では胚と糠層のセシウム濃度が高く、キャベツでは外縁部のセシウムおよびストロンチウムの濃度が高くなることが報告されている。
菌類降下した放射性物質が土壌の表層に多く存在するため、表層の物質を主な栄養源とする菌類の種では植物と比較すると、特異的に高い濃縮度を示すものがある。周囲の植物より高濃度に蓄積することが知られている。また、屋外で人工栽培されるシイタケ、マイタケでも濃度が高くなる傾向があることが報告されている。
魚類は、主に軟組織に広く取り込まれて分布し、生物濃縮により魚食性の高い魚種勝尾、マグロ、タラ、スズキなどでの高い濃縮度を示すデータが得られている。また底生生物を主な餌とする魚種、カレイ、ハタハタ、甲殻類、頭足類、貝類では比較的濃縮度は低い。また大型の魚種ほど、濃縮度が高くなることが示唆されている。若い魚や高水温域に生息する魚ほど、代謝が良く排出量が多くなるため蓄積量は少ないと考えられている。体内に取り込まれる経路は、餌がほとんどであるが、鰓を通じて直接取り込まれる経路もあり、それぞれの経路の比率についてのデータは不足している。
(参考)
社団法人日本土壌肥料学会(http://jssspn.jp/info/secretariat/4137.html)
ウィキペディア百科事典(a.wikipedia.org/wiki/)

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