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境野米子の自然暮らし

築150年の茅葺きの古民家を修復し、暮らしはじめて16年。おいしい水が湧き、囲炉裏があって、四季折々の恵みにあふれる暮らしを楽しんでいます。

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埼玉県三郷市内の小学校の除染

 福島第一原子力発電所の事故により、埼玉県内でも局地的に放射線量が高い「ホットスポット」が相次ぎ見つかっている。

 自治体が除染に乗り出しているものの、除染に関する国の基準は不明確。県も「放射線の知識がない」として、対応に苦慮している。

 文部科学省の今年9月の調査によると、県内では三郷市、吉川市、秩父市、小鹿野町の4市町で、毎時0・23マイクロ・シーベルト以上(地表1メートル)の放射線量を観測した。これは年換算で1ミリ・シーベルト以上となり、放射性物質環境汚染対処特別措置法(来年1月施行)により国が汚染状況を調べる「重点調査地域」の指定基準(地表1メートルでおおむね年間1~20ミリ・シーベルト)に該当する可能性がある。

 このうち、三郷市では、県などの9月末の調査により、市立幸房(こうぼう)小学校の雨水升周辺で毎時4・04マイクロ・シーベルト(年約21ミリ・シーベルト)の高い放射線を観測した。これは地表1センチの値だが、同小では今年7月に校庭の地表1メートルで毎時0・33マイクロ・シーベルトを観測していただけに、関係者に不安が広がった。

 三郷市はこのため、校庭で毎時0・23マイクロ・シーベルト以上(地表1メートル)の放射線を観測した市内の小学校について、校庭の表土をはぎ取る除染に乗り出した。0・23未満の小学校でも、周辺より高い放射線を観測した部分があれば、その部分を除染するとしている。

 三郷市に隣接する八潮市は、毎時0・2マイクロ・シーベルト(地表1メートル)を超えた市内の小中学校3校と保育所で除染を実施した。一方で、ホットスポットを除染していない自治体もある。自治体で除染の基準に違いがあり、対象も小学校だけとするのかなどバラバラだ。

 県が10月25日、県内の自治体に呼び掛けて開いた「ホットスポット」に関する会合では、自治体から「除染の基準が市町村で違う。県が統一の基準を作るべきだ」との要望が出た。しかし、県は「放射線に関する詳しい知識がなく、独自の基準を定めることはできない」(環境部)。自治体が「国の重点調査地域の指定基準は甘い。住民の理解を得られない」と訴えても、「市町村で独自に放射線量を調べ、重点調査地域に指定されるよう国に申請してほしい」(同部)と答えるにとどめた。

 ホットスポットを抱えるある市の担当者は、読売新聞の取材に困惑してこう語った。「県に聞いても答えが得られないので自分たちで対応を決めるしかない。でも、ほかの市よりも甘い対応だと住民の厳しい批判を浴びてしまう」
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