アメリカ、核爆発を伴わない未臨界核実験を実施
【ワシントン=望月洋嗣】米エネルギー省の国家核安全保障局(NNSA)は6日、米ネバダ州の核実験場で、核爆発を伴わない未臨界核実験を実施したと発表した。未臨界核実験は昨年2月以来で、オバマ政権下では4回目。通算では27回になった。
「核兵器のない世界」を唱えるオバマ政権は、安全保障上の核兵器の役割を縮小することを目指しているが、世界に核兵器が存在する間は、高い核戦力を維持する方針も示している。また、核戦力維持の理由のひとつに、北朝鮮の核開発問題に直面する日韓など同盟国への「核の傘」(拡大抑止力)の提供を挙げる。
今回の実験は以前から予定されていたもので、政治的な意図はないとみられる。NNSAのダゴスティーノ局長は「未臨界実験によって、我々は(核爆発を伴う)地下核実験を行わずに、核兵器の安全性や有効性を維持できる」とコメントした。
未臨界実験では、地下核実験場で火薬を爆発させて核兵器の性能を確認する。NNSAはこのほかに、未臨界実験を補完する新しいタイプの実験を計5回実施している。
****************
核戦力維持の理由に、北朝鮮の核開発問題に直面する日韓など同盟国への「核の傘」(拡大抑止力)の提供とされていますが、原発は、結局のところ、この核兵器の輪の中にあるのでしょうね。原発マネー、核マネーの循環に入っていれば、安心と思っていても、放射性物質は地球、人類に降り注いでいます。
| ┗放射能汚染 | 05:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑