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境野米子の自然暮らし

築150年の茅葺きの古民家を修復し、暮らしはじめて16年。おいしい水が湧き、囲炉裏があって、四季折々の恵みにあふれる暮らしを楽しんでいます。

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安全な化粧水

   今回は、自然の素材を使って簡単に作れる化粧水やお肌のケアの方法について

   お話しましょう!




 目が覚めるようなエメラルドグリーンの色に驚きました。植物エキスを作るために、ミントの葉にエタノールを入れて一晩浸けただけなのです。葉から抽出されたエキスは、ミントの命の色、命の輝きだと思いました。こんな素晴らしい命を持っていることも知らないでいたことが、悔やまれました。



 以来、多種類の植物の命で化粧水を作り続けてきました。真紅のバラの花びらのエキスは、淡いローズ色。薄紫のラベンダーの小花は、紫色ではなく、あわいモスグリーン。ビワの葉は薄褐色で、地味だけどお肌によさそうです。サンショウの葉は、深い緑色。そしてサフランは黄金色。ハイビスカスの花びらは鮮やかな赤紫色。食べたり飲んだりできるものなら肌にも安全と思い、大根葉やニンジン、炒った玄米や大豆でも作ってきました。



 最小の化学物質でつくるシンプルな化粧水は、かぶれやすい敏感な肌にも合うようです。どの化粧品も合わなくて赤く腫れたりボツボツが出たりして塗り薬が手放せなかった肌は、すっかり健康になりました。乾燥しがちな冬の季節もクリーム・乳液は不要。化粧水だけで、いつの間にかツルツル、スベスベになりました。



 市販の化粧品でアレルギーを起こしてから、化粧品には数十種類の化学物質が使われていることを知りました。何でこんなにたくさんの化学物質が使われるのか、食品では当たり前に表示されているアレルギー物質や製造年月日が、高価な化粧品には何故表示されないのか。そんな疑問をまとめて出版してきました。



化粧品が多くの化学物質で作られていることを知らないまま使い続け、お肌がどんな化粧品も受け付けないほどにボロボロになっている多くの方々に、こうした情報を届けたいと念じてきました。また、簡単に自然の素材を使って作れる化粧品やお肌のケアの方法も、出版してきました。



 手作り化粧水の作り方は簡単、混ぜるだけです。必要な原料も、薬局や量販店などで販売されている消毒用エタノール(50ml、約300円)、グリセリン(50ml、約300円)、精製水(500ml、約120円)の3種類。



 またエキスを作る草花は、食べられる・飲めることを目安に選びます。自分の肌に合うか、合わないかが大切です。キュウリを肌に貼ってかぶれ、パイナップルを食べると声が出なくなる私にとって、自然だから安心とはいえません。いつも食べたり飲んだりしている好きな食べ物、香りを選びます。



 また、エキスは汚染物質を濃縮しますから、できるだけ農薬などの汚染がないものを用意してください。顔だけでなく、ちょっと痒みがあったりカサカサしているところや、きれいにしておきたい踵(かかと)などにも使っています。老若男女、家族全員で使えるので便利です。





  [:back:]ミント・サフラン・バラ・ハイビスカスのエキス抽出 






「ミント化粧水の作り方」



  

            ミントの葉とエキス



[:ぴかぴか:]「材料」

精製水150ml、消毒用エタノール30ml(大匙2)、グリセリン20ml(小匙4)。ミント(生のもので0・5?1グラム)



[:ぴかぴか:]「作り方」

1、ミントに消毒用エタノールを入れ、1晩置く。



2、1の液を濾して別のビンに入れる。3、グリセリンと残りの水を加える。保存は、ミントの鮮やかな色が消えるまでの1?2ヶ月前後。



[:ぴかぴか:]「メモ」

バラの花・サフランの雌しべ・ハイビスカスの花などは乾燥しておくと一年中原料として使えます。生の量の半分くらいを目安に使います。





「化粧水作りに大切なこと」



?自然の原料でもアレルギーは起きます。パッチテストをお忘れなく。腕の内側に少量塗り、1?2日間様子をみます(かぶれやすい人は2日間、かぶれたことがない人は1日)。



?消毒用エタノールは安全性が高い薬品ですが、たまに合わない人もいます。とりわけ炎症が起きている肌にはピリピリとします。そうした肌には、代わりに焼酎やホワイトリカーなどを使います。それでもピリピリする場合は何もしないのが一番。乾燥がひどいようなら、夜寝る前に、乾燥している所にゴマ油、オリーブ油、スクワラン、ワセリンなどの純度の高い油分を補う程度のケアで様子をみましょう。



?清潔な用具を使います。作る化粧水が2?3ヶ月保存できたほうがいいと思うな

ら、なおのこと熱湯消毒した用具を用意しましょう。



?作った化粧水は、暗褐色のビンに入れ、冷暗所で保存。夏場は冷蔵庫が安心です。(プラスティック容器は可塑剤などの化学物質の溶出があるので、旅行などの携帯用のみにする)






「自然化粧水を初めて使う人のために」



使う人によっては「肌が突っ張る感じがする」かもしれません。これは、油性の化粧品や多種類の化粧品を使いすぎてきたので、肌が本来持っている皮脂が出なくなっているためです。



この化粧水を使い続けていくと、肌が回復してきて(約2週間から1ヶ月)、化粧水だけで冬でも肌が突っ張らなくなります。そうした健康肌になるのには、少し時間がかかります。その間は突っ張ったところにだけ、さらに化粧水をつける、またオイルを部分的に補うなどの方法で対処します。



化粧水だけでは「どうしても乾燥する」という人もいます。とりわけ冷暖房器具の普及で、一日中強制的に肌の水分がはぎとられてしまう環境にいる人に多いようです。この場合も、夜に乾燥しがちな場所にだけ、オイルを補うとよいでしょう。



サインズ・オブ・ザ・タイムズ2007年5月号掲載(福音社)
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| ┗化粧水・化粧品 | 16:48 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

No title

お返事をありがとうございました!貴重な言葉を頂いて少し冷静さに欠けてきたことに気付きました。あれから3日間お茶湿布をし、食事を見直してみました。完全に治ったわけではありませんが、乾燥は治まってきています!これからも焦らずゆっくり向き合ってみたいと思います。本当にありがとうございました!

| ari | 2008/01/28 16:02 | URL | ≫ EDIT

No title



*ariさんへの返答>



「顔全体が粉をふく程」というのは、おかしいですね。乾燥ではなく、何かのアレルギーではないでしょうか。クリームや化粧水も付けずに、2、3日お茶湿布をして様子をみてください。体調に何か変化はないですか。食事は?ストレスは?じたばたせずに、ゆっくりと弱い肌をいとおしむ事で、大切なことが見えてくるように思います。



| ** | 2008/01/23 16:37 | URL | ≫ EDIT

No title

はじめまして。

いきなりのコメントで申し訳ありません。

私は2年ほど前から境野米子さんの著書を読んで、シンプルな手作り化粧水を使っているY、T(30歳、女)というものです。

にきび肌で悩み、色々試してき私でしたが、数ヶ月で肌が綺麗になり、本当に感謝しながらその後も化粧水だけを使ってきました。

ところがこの冬、なぜか乾燥が激しく、化粧水だけでは粉をふき、顔全体もザラザラするほどだったので、市販のクリーム(ちふれのもの)を塗る様になりました。

それでも乾燥はおさまらず、常に顔全体が粉をふく程になってしまし、本当に悩んでいます。

去年の冬は化粧水だけで充分だったので「何故?」という思いと、もっと強力な保湿剤を使ってしまうと肌本来の水分を作る機能が失われてしまうのではないかという不安で、日々本当に辛い気持ちでいます。

もしなにか境野様にヒントを頂けたらと思い、失礼を承知で書き込んでみました。

もし何か解決の糸口があれば教えて頂けると嬉しいです。

それではいきなりのコメント、失礼いたしました。

| ari | 2008/01/22 00:58 | URL | ≫ EDIT















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