境野米子の自然暮らし

築150年の茅葺きの古民家を修復し、暮らしはじめて16年。おいしい水が湧き、囲炉裏があって、四季折々の恵みにあふれる暮らしを楽しんでいます。

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朝日新聞記者がみた原子炉建屋の爆発現場

福島第一4号機、記者が入った がれき散乱、地下には水

 東京電力福島第一原発4号機の原子炉建屋の爆発現場に朝日新聞記者が29日、入った。廃炉作業が最も進む4号機も爆発現場や地下は3年近く前の事故当時のまま。汚染水対策も抜本的な解決策を見いだせず、増え続けるタンクの見回りを続けていた。

 東日本大震災発生時、定期検査で停止中だった4号機はメルトダウン事故は免れた。しかし、2011年3月15日午前6時ごろ、3号機から配管を通じて水素が回り込み、原子炉建屋が爆発。使用済み燃料プールの冷却装置が故障し、冷却水が干上がって燃料が露出するのではと世界中が震え上がった。

 大人一人やっと通れる仮設階段を上り、4号機原子炉建屋4階に行った。吹き飛んだ壁はふさがれ暗い。ライトで照らすと壁が崩れてむき出しになった鉄筋が浮かび上がった。ぐにゃりと折れ曲がる。計測機器などは爆風で吹き飛び骨組みだけになっている。コンクリートのがれきにうまった部品の破片がさびていた。

 線量は毎時約0・03ミリシーベルト。1年前の公表値に比べ半分ほどだった。

 壁を隔てた向こう側に使用済み燃料プールがある。炉心溶融した1~3号機と違い、比較的汚染が少なく廃炉作業が最も進む。爆発現場のすぐ上では昨年11月から本格的に燃料の運び出しが始まった。カバーやクレーンが備え付けられ、事故前とほとんど変わらないまでに復旧している。

 地下に向かった。ドーナツ形をした圧力抑制室が見えた。朱色の鮮やかな塗装はくすみ、ところどころひび割れてはげていた。

 圧力抑制室の周りに取り付けられた作業用通路を1周した。下をのぞき込むと、2~3メートル下まで水が迫っていた。東日本大震災の大津波で、建物に入り込んだ海水とみられる。

 隣の3号機は、原子炉建屋上部のがれきの撤去が進む。1~3号機はメルトダウン事故で、放射線量が高くて人が近づけず、ロボットによる除染作業を続けている。溶けた燃料のありかさえわからず、取り出し方も決まっていない。うまくいけば1、2号機で2020年度から、溶融燃料を取り出し始める予定だ。

 ■汚染水、1日4回見回り

 今も1日400トンずつ汚染水が増え続け、施設内には50万7千トンがたまる。放射性物質を取り除く、試運転中のALPS(アルプス)もトラブル続きで思うように処理できていない。昨年8月、タンクから高濃度汚染水300トンが漏れた。タンクからは高濃度の汚染水が漏れる危険を常にはらんでいる。

 直径約12メートルのタンクが17基並ぶ「H2北エリア」。正午前、防護服姿の3人が放射線測定器と記録紙を手に、高さ約11メートルのタンクのつなぎ目を指で指しながら確認する。汚染水が外に流れ出ないように、タンクを囲う堰(せき)の弁の緩みや堰のつなぎ目も調べる。

 足元に汚染水が流れるパイプが何本も通る。頭上には、昨年11月に設置した水位計のケーブルやタンク上部に降った雨を流すパイプなど、汚染水漏れ発覚後につけた設備が張り巡らされている。よそ見していると引っかかりそうだ。

 敷地内にある900基ほどのタンクを3人1組の計10組で1日4回見回る。歩く距離は最低4キロほど。1度の見回りは2時間から2時間半かかるという。

 水処理設備部の岡村祐一副部長は「汚染水がピューッと出ることはあり得ないと思う。見回りの態勢を強化したので早く発見でき、対策もとれる」と話した。

 その後、地中に放射性物質が広がる敷地東側の護岸をみた。地下の坑道にたまった汚染水が、今も染み出している可能性がある。

 この日、坑道の汚染水を抜くための準備作業が始まった。氷の壁をつくって建屋からの流れ込みを防ぐ。地下5・5メートルにある坑道から汚染水をくみ上げようと、作業員が機械で穴を開ける作業を進めていた。

 記者の福島第一原発の滞在は5時間ほど。被曝(ひばく)線量は0・09ミリシーベルト。一般人の年間限度とされる値の約10分の1だった。(木村俊介、編集委員・服部尚)
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再稼動を主張する人は、この現場をしっかり見てください。
この現場処理がきちんとできる見通しがたち、
放射性物質の行き場ができ、放射性物質の管理ができ、
福島県民が、福島県が復興できる見通しがたってからにすべきです。
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