境野米子の自然暮らし

築150年の茅葺きの古民家を修復し、暮らしはじめて16年。おいしい水が湧き、囲炉裏があって、四季折々の恵みにあふれる暮らしを楽しんでいます。

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健康食品、要注意

いわゆる健康食品との因果関係が疑われる健康被害が報告されている
「独立行政法人 国立健康・栄養研究所 情報センター健康食品情報研究室」
■症例
・アマチュアマラソンランナーの36歳男性 (イギリス) が、ハーフマラソンのスタート前にパフォーマンス向上目的でスポーツサプリメント (1錠にエフェドリン30 mg、アスピリン30 mg、カフェイン120 mg、ナリンギン80 mg含有) を2錠摂取したところ、レース中に昏睡で倒れ救急搬送された。一命は取り留めたが、横紋筋融解症と急性腎不全を起こし、継続的な透析が必要となったという報告がある (PMID:22669965) 。

・激しい運動を好む35歳男性 (アメリカ) が、プロテインシェイクを3~4回/日、6ヶ月以上摂取したところ、腹痛、膨満感、吐き気、嘔吐、満腹感、3~4ヶ月で4.5 kgの体重増加を呈し受診、胃底部に大きな胃石が見つかり、長期に渡るタンパク質過剰摂取が原因と考えられたという報告がある (PMID:26203434) 。

・腰椎圧迫骨折、数度の流産、高脂血症、うつ病の既往歴があり、シンバスタチン (抗高脂血症薬) 、シタロプラム (抗うつ薬) 、リシノプリル (降圧薬) を服用していた65歳女性 (アメリカ) が、体重減少を謳ったサプリメント「Hydroxycut」を2週間摂取したところ、突然の激しい頭痛、聴覚過敏、羞明、吐き気を生じ入院、2日後に足の虚弱、左側の視覚障害を呈し、可逆性血管収縮性症候群と診断されたという報告がある (PMID:22074635) 。

・42歳男性 (アメリカ) が、数種類の性機能改善用ハーブサプリメントを摂取したところ (詳細不明) 、激しい右側頭痛、右目視力喪失、眼球運動を呈し受診、治療中も摂取を継続していたため改善がみられず、7週間後に当該製品の摂取を中止したところ、改善したという報告がある (PMID:25378904) 。

・メトプロロール (降圧薬) を服用中の52歳女性 (アメリカ) が、減量目的に断食のうえ、緑茶抽出物含有のサプリメント「SlimQuickTM」を2日間摂取したところ、2週間後頃から1週間継続する嘔吐、黄疸を生じ受診、強膜黄疸、腹部膨張、下肢浮腫を伴う肝壊死が認められ、肝臓移植を受けた。断食によりカテキンの血中濃度が高値となったことが原因と思われる肝障害と診断されたという報告がある (PMID:26157882) 。

・甲状腺機能低下症、喘息、前立腺がんの腰椎転移の既往歴があり、レボチロキシン、プレドニゾン、ゾピクロン、ロイプロリド、サルブタモール、シクレソニド、モンテルカストを服用していた70歳男性 (カナダ) が、中国人医師の勧めにより冬虫夏草粉末とハーブ製品「Flower Man Sang Hung」を3日間摂取したところ、吐き気、嘔吐、脱力を呈し入院した後、心房細動併発甲状腺クリーゼを発症したという報告がある。「Flower Man Sang Hung」を分析したところ、チロキシンが検出されたため、この製品が原因と考えられた (PMID:25644333) 。

・52歳のインド人女性 (イギリス) が、白斑の治療目的でアーユルヴェーダ製品のBabchi種子を摂取したところ (摂取量、期間不明) 、黄疸、嘔吐、掻痒、腹痛、倦怠感、白色便、暗色尿を呈し、肝炎と診断され、摂取中止により回復したという報告がある (PMID:25103314) 。

・52歳のインド人女性 (シンガポール) が、膝の疼痛緩和目的でアーユルヴェーダ製品 (Ostolief and Arthrella tablets) を6か月間摂取したところ、労作性呼吸困難、湿咳、体重減少を生じて受診。当該製品が原因と思われる過敏性肺臓炎と診断され、製品の摂取中止と加療により回復したという報告がある (PMID:24557005) 。

・インド出身の35歳男性 (イギリス) が、性機能不全の治療を目的に、インドで購入したアーユルヴェーダ製品を摂取したところ (摂取量等不明) 、腹痛、便秘、体重減少を生じ受診、血清鉛濃度は88.59μg/dLと高値であったため、摂取した製品が原因と思われる鉛中毒と診断されたという報告がある (PMID:24364054) 。

・12歳男児 (イタリア) が、タラ肝油由来のビタミンDサプリメント「Merluzzovis」を健康増進と骨の強化を目的に母親の自己判断で通常量の倍 (6カプセル/日) 、1ヶ月間摂取したところ、腹痛、便秘、嘔吐を呈し受診、ビタミンD中毒 (高カルシウム血症、急性腎不全、高血圧) と診断された。同サプリメントを5カプセル/日、2週間摂取していた男児の兄 (15歳) は血漿25-OHビタミンD高値、PTH低値であったという報告がある。当該製品のラベルにはビタミンD 1.5μg/カプセル含有と表記されていたが、母親から入手した製品を分析したところ、1,060±49μg/カプセルのビタミンDが検出された (PMID:24670344) 。

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