境野米子の自然暮らし

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市販のビタミン剤や抗酸化作用のある薬剤が、腫瘍の数を増やす

がん患者は日々の栄養を抗酸化作用のあるサプリで補うべきではない

市販のビタミン剤や抗酸化作用のある薬剤が、腫瘍の数を増やし、その影響力を高めている可能性があるとする最近の複数の研究論文を裏付ける形となった。論文は、米テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター(University of Texas Southwestern Medical center)のショーン・モリソン( Sean Morrison)氏らが共同で執筆した。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された今回の論文によると、マウスを使った実験は、抗酸化作用のあるN-アセチルシステイン(NAC)を注射したマウスの一部に、悪性黒色腫細胞の転移が、注射していないマウスに比べて2か月ほど早い個体が確認されたという。

 研究チームによると、抗酸化物質には、転移するがん細胞を抑制する働きのある体内分子を攻撃する作用があり、これが結果的にがん細胞の転移を助けていると考えられるという。

 今回の研究をめぐっては、まだ臨床研究の段階にはないが、研究チームは、がん患者は日々の栄養を抗酸化作用のあるサプリで補うべきではないとしている。

 これまでに発表された論文の中には、ビタミンEを含む抗酸化作用物質に、がん性腫瘍の数を約3倍に増加させ、実験で用いたマウスが短期間で死んだとするスウェーデンの研究論文がある他、乳がんや前立腺がんでも同様の結果がみられたことを指摘するものが複数ある。

【翻訳編集】AFPBB News
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